ここでは、仏具についての情報をお知らせしています。
また、今回はお釈迦さまにちなんだ 仏生会をとりあげてみました。

仏供養の基本は、香・華・燈をもって行うとされています。
これは、仏教発祥の地インドの習俗からもたらされたものといわれています。
供養具としては香には香炉、華には花瓶・華籠・華鬘があり、燈には燈台・燈篭などがあります。
香炉・花瓶・燭台の三種を一組とした三具足はその形式化されたものといえます。

良い匂いのする香を身に付けたり、香をたいて、あたりに香気をただよわせ、清浄をはかることは、古来よりインドで行われていました。.この習俗をとりいれたものといえましょう。
香炉はこの香を燻ずる器のことです。香炉は、居香炉、柄香炉、釣香炉などの種類があります。
仏への献花をあらわします。インドで、貴人を迎える際には花を飾り、清める習俗をとりいれたものといえましょう.。生花を散らして供養する散華供養具には華籠があり、糸で結んで花輪として献花する供養具としては、華鬘があります。また花を挿して仏前に供える供養具として花瓶があります。 日常的に使われていた燈火具が、仏前供養具となったものと言われています。
燈台は、燈明皿に油を入れ、これに燈芯を浸して燈すもので、のちに燈明皿を燭立に変え、ろうそくも用いられるようになりました。
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金剛形五具足
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雪輪形三具足と常花
三具足は、香炉・花瓶・燭台の三種類を一組としたもので、仏前の前机上に配置されます。仏供養の中でも最も重要な香・華・燈の三供養を組合わせており、これを同じ卓上に並べる形式は中国から始まったといわれています。
また五具足は、花瓶一対、燭台一対、香炉一口の五つを組合わせたもので、香炉を中心に、左右に燭台、その外側に花瓶を配置させます。仏前には生花が供えられますが、永久に枯れない花として常花が飾られます。常花とは、紙・布・木・金属に金箔や銀箔で加工したり、彩色や鍍金を施した造花で、蓮華の立花形とされています。
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